らす日記 冬の間の作業から


まきば線まつりが終わり、少し肩の力が抜けた冬のレポートです。まきば線では基本的に冬季はイベントがありませんが、羅須地人たちはコツコツと整備作業を続けています。

 今年の冬、最も大きな作業は機関庫裏のレール更新作業でした。昨年秋にもオメガカーブのレール交換が行われましたが、機関庫裏も急カーブでレールの摩耗が激しい箇所です。今回は枕木や道床交換(線路の砂利の詰め替え)もあわせ、大きな交換作業が行われました。

 旧 井笠鉄道ホハ2の修復も進んでいます。デッキの床板が張り替えられました。

 担当のSさんによると、ホハ2はまきば線に来る以前「西武園ゆうえんち」でレストランとなっていたので、床に空調ダクトの穴が開いていたり、防水シート・ベニヤ板・カーペットが接着されていました。オリジナルに戻すべく全部剥がして骨組みの上に新しい床板を貼り直したとのことです。
 床板は製造当初と同じ24ミリ厚の柾目板を材木屋さんで挽いてもらい、デッキも含め貼り替えました。
 これからの線路補修に向けてコンクリート枕木の製作です。鉄筋を仕込んだ木型を作り、そこにコンクリートを流し込みます。

 まきば線は羅須メンバーによる手作り鉄道です。蒸機運転オフシーズンは作業に集中できる大事な期間。みなさん作業に熱中していました。

(文 : 管理人YS)


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