らす日記 秋の蒸機運転日 9月編


9号機+1号機けん引の営業列車 & 新しいボイラーで動いてしまった11号機マフ・ポッター
 皆様、日々の「鉄分補給」ちゃんとしていますでしょうか??? まきば線は蒸気機関車運転シーズンの秋がやってきました。9月15〜16日は2024年秋運転の1回目でした。今回は動画付きでお送りします。

 登場したのは1号機、9号機、7号機。7号機は弁装置の部品が摩耗した関係でしばらく本務機からは外れていましたが、修繕されて久しぶりに単独で営業列車をけん引しました。
 まきば線本線脇では通称「ウエストライン」の工事が進められています。列車の走る築堤の下では羅須メンバーが砂利を撒き、タイタンパで突き固める作業をしていました。
 そしてまたまた嬉しいニュース、11号機マフ・ポッターが再び「蒸気機関車」として走りました!

 マフ・ポッターは1983年に当会が自作した「スチームトラム(路面SL)型」蒸気機関車です。長らくまきば線の主力機をつとめ出張運転でも大活躍でしたが、2018年にボイラに不具合が見つかり営業から離脱。代わりのエアタンクが乗せられ今年まで圧縮空気機関車となっていました。
 それでもやっぱりポッターは蒸気で動いて欲しいよなぁ、、、運転台に乗っても熱を感じられないのは物足りないなぁ、、、と思ったメンバーたち。この度ボイラーを新造し、再び「蒸気機関車」に戻す大修理を行いました。“新造”と言っても、この令和の時代にポッターサイズの“石炭焚き縦型移動ボイラー”などというボイラーを“新たに造る”のですから簡単なことではありません。ご協力いただいたボイラーメーカーさんと設計段階から綿密な打ち合わせを繰り返し、今年6月には最新基準にも合致した石炭焚き縦型移動ボイラーが完成し車体に載せられました。

 配管作業がほぼ終わった9月15日、蒸機運転営業が終わった後にいよいよ火が入れられました。
 あっという間に圧は上がり、スロットルに手を伸ばすと「チュクチュクチュク、、、」と音を立てて見事走りました!バンザイ!「お〜久しぶりのポッターだ〜」とメンバー大喜びです。
 今回は屋根などの装備も未搭載の試験走行で、さらに有火で蒸気走行してみた結果、配管など変更が必要な部分も判明しました。完全復帰にはもう少しお時間をいただくことになるかと思いますが、皆さんへのお披露目もそう遠くないかと思います。“蒸気”機関車マフ・ポッター号、ぜひご期待ください!

 さて、今後の蒸機運転日は、10月13日(日)〜14日(祝)11月23日(祝)〜24日(日)となっています。皆様お誘い合わせの上、是非お越しください🎵

(記事・管理人YS)


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