らす日記 オメガカーブのレール交換


11月に入ったというのに、暑い日が続きますね、、、そんな夏日となった11月2日、平日にもかかわらず羅須地人たちがまきば線に集まってきました。

そしてまきば線に届いたのは、、、、

大量のレール!

今回の臨時活動では11月2日から5日にかけ、オメガカーブのレール交換が行われました。

そもそもオメガカーブ(Ω型を描いたカーブ線路)ですが、本来線路のカーブはなるべく少ない方が良いので、わざわざ作る必要はありません。しかし羅須地人鉄道協会はジオラマ作りのような趣味の世界。「Ω型の線形のカーブがある方が軽便鉄道の情景として美しい!」と思ったメンバーたちにより、1990年代のまきば線敷設時に作られました。(オメガカーブの場所は『まきば線ご案内』をご覧ください)

それから二十数年間。少しずつ修繕をしながら運行されてきましたが、時間が経てばレールは消耗していきます。今回、すり減ったレールを新しいものに変えられることになりました。

搬入前に工場で曲げ加工が施された新品レールを見て、羅須地人たちからは「お〜!!!」と歓声。

古いレールと枕木が剥がされ、新しい枕木を入れるためショベルで地面がならされていきます。

カーブ区間は保線の中でも特に調整が難しく、レールの浮き沈みや、列車が走ることによって広がる軌間(レールの幅)の修正が大変です。なるべくメンテナンスを楽にするため、コンクリート製の枕木が入れられることになりました。

また近年になって、旧井笠鉄道のホハ5など重量のある車両が走り出したことで、レールは今までより規格が一段高い「15kgレール」が使われることになりました。(ホハ5は元々762mmゲージの車両なので、610mmゲージのまきば線にとってはひと回り大きく重い車両です。)

枕木とレールが並べられ、、、、

レールと枕木が固定され、砂利が戻されていき、、、

11月5日の夕方、開通!

仕事が本職の鉄道保線員で、趣味でもまきば線で保線をするメンバー・T彬氏はこの線路に大はしゃぎ。「コンクリートでガッチリした枕木といい、レールの継ぎ目が少なくて枕木の間隔が詰まった感じといい、これね、もう在来線の線路ですよ。いやぁ本当にすんごい!!!」

T彬さん、綺麗な線路が敷けてホントーに嬉しかったんですね(笑)。

さて、この新しいレールの上で今度は何を走らせましょうか?? 夢はふくらみますね。参加したメンバーの皆様、作業お疲れ様でした。


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