4月に新しいボイラーが到着した6号機、なんともう動いてしまいました!
ボイラーが届いた後すぐに配管作業が行われ、待ちきれない羅須地人たちが「5月25日に、早速火を入れてみよう!」ということになりました。


配管が終わっただけなので、キャブ(運転席)やボイラーのケーシング(覆い)はまだ未装備です。ボイラー剥き出しのまま、できたてホヤホヤのボイラーに水がためられました。
火入れ前日に、ボイラーに次々と何か物体が入れられていきます。あれ、おイモ????
レストア担当のメンバーによると、サツマイモに含まれるタンニンがボイラー内部で酸化被膜を形成し、腐食を防止してくれるそうです。かつて機関車などの初火入れの時には、清缶剤としてサツマイモが投入されていたのだとか。
「芋入れちゃいま〜す」「あ〜あ入れちゃった、もう元には戻れないね〜」とボイラの製図をしたT夫さん。自分で設計したボイラーにおイモをぽんぽんと放り込むのはさぞ素晴らしい喜びだったことでしょう🍠🍠🍠
「昔聞いた話だけど、焼酎屋さんの古いボイラーが中が一層コーティングしたみたいにサビひとつなかったんだって。昔は清缶剤ないから芋をぶら下げておいて被膜をつくったそうだよ」とT代表。今度水を抜いた時に効果を検証してみるそうです。
圧は順調に上がっていき、スロットルを引くと、ボッ、ボッと排気音をたて動きました!「サツマイモのいい香り〜!」
雨天でお客さんが少ないことをいいことに、そのまままきば線本線へ。ふぉぉぉぉぉ〜!という6号機の汽笛が帰ってきました。
運転席が載って、完成する日はもうすぐです。皆さんにお披露目する日まで芋の匂いは残っているのかっ?!
(記事 : 管理人YS)